どんなに良い靴を履いていたとしても、靴がフィットしていなければ実力を出し切ることはできません。
靴には力を出し切るためのさまざまな工夫がなされており、大きい靴を履いていたりカカトを踏んだりしていると、走る時には力を出し切る事ができなくなります。
瞬足は足の力が伝わるところにスパイク(ポイント)が配置されているので、運動会などの勝負の時にはピッタリした靴を選ぶように心がけましょう。
「足育(そくいく)相談室」は上級シューフィッター(足と靴と健康協議会認定)を含めた4名のシューフィッターが在籍するお客様相談室との連携を図り、「正しい靴の選び方、サイズの測り方、正しい靴のはき方」などを中心に、お客様がお子様の「足と靴」についてお気軽に相談(電話 来社/完全予約制)していただける場所です。
正しい足のサイズの測り方や正しい靴の履き方を動画で紹介しています。
日頃からお子さまの足育を気にみましょう。
- スタート~加速
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「ヨーイ」の合図で、前脚に体重を乗せます。「ドン!」の合図と同時に前脚を強く蹴り出しましょう。
スタート直後の加速時には、自分より後ろに向かって地面にチカラを伝えると、蹴った分だけからだが前に進みます。
「地面をナナメ後ろに蹴り出す」ことをイメージして走りましょう。
- 加速後
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ある程度スピードに乗ってきたら、チカラを伝える方向を「後ろ」から「真下」に変えます。後ろに蹴り続けていると脚が後ろへ流れてしまい、スピードを十分に活かすことが難しくなるからです。
そのため加速後は、地面に対して「真下にチカラを伝える」イメージで走ることで、ムダの少ない楽な走りにつなげることができます。
- 地面を「プッシュ」
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地面にチカラを伝えるためには、「もも上げ」よりも「プッシュ」することが大切です。このときのチカラの伝え方のイメージは「空き缶を踏み潰すように」と言われています。右図の○の位置で地面を「プッシュ」しましょう。
真下へ力強く「プッシュ」することで、確実に地面にチカラを伝えることができるので、カラダが前に進みます。
- 蹴った後
- 力強く蹴った足は、自然と地面に跳ね返って戻ってきます。しかし足(靴)を引きずるように戻してしまう場合は、かかとがお尻につくくらいまで「しっかりとひざを折り曲げ素早く前へ押し戻す」イメージを持ちましょう。

腕振りの役割
●足の動きのリズムをとること(ピッチ調節)
●カラダ(上半身)のブレを抑えること
速く走るためには腕を素早く振ることが大切です。ランニング動作では、脚の動きは腕振りと連動しているからです。腕で脚の動きをコントロールする感覚を身につけましょう。
腕振りの時、後ろで肘が伸びていると振り幅が大きくなり、素早く振ることができません。
素早く振るためには、肘は曲げたままコンパクトに動かすこと。「肘を後ろに引く」イメージで振ると良いでしょう。こうすることで、上半身のブレも抑えられると考えられています。
走るスピードにつながる効果的な腕振りは、力みの無い自然な腕振りです。両肩に力が入りすぎてしまったら、肩をぐっと持ち上げ「ストーン」と脱力。リラックスした自然な腕振りを心がけましょう。
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筋肉痛になって本番で本気を出せないことはないように、無理をしないで特訓をしましょう!
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特訓期間は少ししかないぞ!
できるだけ毎日特訓を行いましょう! -
週に3・4日を目標に特訓を行いましょう。日々の特訓が速く走るための近道です!
自宅の近くにある蓋付きの側溝で、簡単にミニハードル運動のような頭と筋肉をリンクさせて、自分のカラダを自由に操る特訓ができます。
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走る姿勢で1つの蓋を1歩として走りましょう。この時のポイントは腿上げではなく、地面を「プッシュ」しながら進むことです。
慣れてくると、蓋を見なくても素早い動きができるようになります。- 動きが小さくならないように注意しましょう。
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進むスピードを抑えて、上方向に高く跳びながら走るように、左右交互に足を蓋にのせていきます。
- 足が地面に着く時間が長くなってもよいので、高く跳びましょう。
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1つ飛ばしで蓋を「プッシュ」しながら走りましょう。
- 助走をつけずにジャンプのようにしっかりと地面を蹴って上にも高く、そして前に進んでいくことです。
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少しスピードをつけて1つ飛ばしで蓋に足をのせて走りましょう。
子どものうちは、股関節(脚の付け根)など体幹部についている脚を動かす筋肉を使うのが苦手なようです。
しかし、この股関節の筋肉を上手く使うことができるようになれば、自然と走るのも速くなります。
階段などのちょっとした段差を利用します。
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片方の足を段の上にのせます。体重が前脚にのるようなイメージです。
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ジャンプをしながら脚を入れ替えます。空中に居る間に前後の脚を入れ替えます。
これを連続して10回以上繰り返しましょう。
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「きをつけ」の状態からスタートします。
片方の足を上の段にのせ、直後にもう片方の足も上の段にのせます。 -
今度は最初に上にのせた足を下の段におろし、直後にもう片方の足もの段におろします。
これを連続して10回以上繰り返しましょう。
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スタータ(用意ドンの合図をする人)の合図を、耳をすませてよく聞きましょう。
多くのお子さんがスタータの方を見ていますが、ワンテンポ遅れてスタートしてしまう原因になってしまいます。
目はスタータを見ずに合図を耳で聞いて反応しましょう。
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正しいスタートの姿勢を覚えましょう。
スタート時に左右両方の足に体重を掛けて構えていると姿勢が安定しすぎてしまい、スタートの合図が鳴っても、すぐに走り出すことが出来ません。
「ヨーイ」の合図の時に、前側の足に体重を多めに掛けて立ちます。そして、「ドン」が鳴ったら、後ろ側の足をすぐに前側に出します。 -
スタートの構えの時に、どちらの足が前側の方が有利か知りましょう。
前側の足を間違えていると、スタート直後に足を入れ替える動作が入ってしまい、スタートが遅れてしまいます。
そこで、ご自宅で前足チェックの方法を紹介します。
まずは、左右の足を揃えて立ちます。お子さんから見えない後ろ側から、「用意・スタート」の合図をします。
合図とともに左右どちらかの足が一旦後ろに下がると思いますので、その足が、お子さんがスタートをする時の後ろ側の足になります。