第18回
瞬足
瞬足

「走るフォームを気にするより、走りやすい形で走らせた方が良いのでしょうか?」

Q.柳谷先生への質問

4歳の娘(年少)が、今年初めて幼稚園の運動会に参加します。
走る練習を続けていますが、腕を振ると肩に力が入り、足も 外側に開いてしまいます。走るフォームを気にするより、 走りやすい形で走らせた方が良いのでしょうか?

A.柳谷先生からの答え

4歳くらいのお子さんの走るフォームに関しては多少気になるフォームでも、それでお子さんがリラックス出来ているのであれば、無理に大きく修正する必要は無いと思います。ただし、緊張して余計な力がガチガチに入ってしまっている場合や、手足を沢山動かしているのに全く前に進んでいるように見えない場合には修正することも必要であるかもしれません。

走る時の腕振りの役割としては、足の動きのリズムをとる役割(ピッチを調節する役割)、そして足が地面を蹴った時にカラダがブレないようにする役割があげられます。
走る時に腕を振れば足も動くので、ある程度は力強く腕を振ることも大事です。しかし、両肩が持ち上がるくらいに力が入りすぎている場合には、(写真1のように)一旦、肩にぎゅーっと力を入れさせて、その後脱力させてあげると、肩の力が抜けてリラックスして腕振りをすることができます。
腕振りを修正するための練習としては、比較的小さめの重りを左右の手に持たせて腕振りをするのが良いでしょう。目安としては、中身の入ったヤクルトや、飲み終わったあとの栄養ドリンクの瓶(出来るだけ小瓶)。これを(写真2のように)左右それぞれの手に持ち、左右の足を前後に開き、前側の足に体重をのせて腕振りをさせてみます。手に重りがあることで腕が自然に振れて、重りがあるので肩に無駄な力が入らないためリラックスした腕振りが身につくはずです。

次に(写真3のように)腕を振っているものの、後ろに振った腕の肘(ヒジ)だけが伸びてしまっている場合には、肘を折り曲げた状態で、肩を中心にして腕を振ることをアドバイスしてあげましょう。また、左右の振りが大きい場合にも前後に振ることをアドバイスしてあげましょう。
お子さんの後ろに保護者の方がたち、腕の後ろ側に保護者の方の手を添えます。お子さんが腕振りをした時に、手や前腕部ではなくて肘が先に当たるように腕振りをさせます。先ほどの重りを持った腕振りと合わせて行うと、より効果的です。

腕振り練習